天ぷら深町でミュシュラン・ガイド二つ星のお味を体験【至極の天ぷらを賞味】

2008年にミシュランガイド日本版が発売されて以来、毎年星付きの常連として君臨しているお店の一つが【天ぷら深町】

山の上ホテルで料理長を務めた深町正男氏が独立して作ったお店である。私も深町には10年以上通い詰めており、東京近郊においては最も美味しい天ぷら屋さんであることは間違いないと思う。

今回はその天ぷらの深町を紹介したい。

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てんぷら深町の概要

  • 店名 てんぷら 深町 (ふかまち)
  • 予約 予約必須。最近では海外からのお客も多く訪れており、半分の席は外人さんで埋まっている。
    そのため以前よりも予約が取りにくい状況が続いている。以前は前日でも予約できたが、現在は3週間前でないと、特に週末は難しい場合もあるので、ご注意を。
  • 電話 03-5250-8777
  • 住所 東京都中央区京橋2-5-2 A・M京橋ビル 1F
  • 最寄り駅 東京メトロ銀座線、京橋駅から44m。東京駅からも歩ける距離にある。
  • 営業時間
    [火~金]11:30~13:30 (L.O) 17:00~20:30 (L.O)
    [土・日・祝]12:00~14:00 (L.O) 17:00~20:30 (L.O)
    ※平日は分からないが、週末のランチは二部制である。【12:00スタートと13:45スタート】
  • 定休日 月曜日・第1・3日曜
  • 支払い方法 現金のみ。クレジットカード不可。
    ↑ここが一番の問題である。これだけの高級店なのに、政府が主導しているキャッシュレスに対応していない。外国からの顧客も増えているのだから、クレジットカード決済の導入はすべきである。
  • 席数 18席(カウンター12席、テーブル6席(三人掛けの場合。通常は4席)
  • 全席禁煙

天ぷら深町の料金の推移

天ぷらの深町は料金が高い高級店である。もちろんそれに見合った満足感はあるが、それでも頻繁に値上げの傾向にある。

私が最初に伺った10年以上前は、高いコースで7000円台。安いコースで5000円台といった、準高級店クラスの値段設定であった。しかし一時期、油の価格が上昇したのをきっかけに、どんどん値上げをするようになってしまった。

高いコースはその後8000円台になり、現在では10000円台である。(しかも外税)さらにウニが付く上級クラスだと、ウニ一つのために3000円が加算され、13000円となってしまう。

かといって、当初から味は変わらない。またネタの内容と品数にも変化はない。よって味は変わらず価格だけが上昇してく傾向だ。
それでも外国客の増加に伴い、強気の料金設定を貫いているのが現状である。

てんぷら深町のお料理の数々

車エビの頭

まずは車エビの頭から始まる。

サクサクと軽く、甘みもある。抜群のおいしさにスタートから顔がほころぶ。

車エビ

これが深町の真骨頂、車エビである。ほくほくで柔らかく、そして圧倒的に甘い。最高の車エビだ。

※ここからの順番は適当である。写真をどんどんアップさせてもらう。

野菜

ふきのとうです。これは普通。

たけのこ

ここのタケノコも抜群に美味い。たけのこってこんなに美味しかったのか?という感じ。

そら豆

そら豆。正直これはどうでもいい。普通であり、この価格のメニューには入れて欲しくない。昔の値段ならいいが、10000円以上とるなら、高級食材をふんだんに使ってほしい。

ホタテ

帆立です。抜群に美味しい。最高です!

アスパラ

春先は定番のアスパラ。なぜこんなに甘くなるのが不思議である、これが天ぷらマジック!

野菜の何か

何かの野菜です。(笑)

キス。素材のうまさを存分に引き出す、絶妙な揚げ方。

あなご

穴子。香ばしく美味い。他の素材は塩で食べるのが一番だが、穴子は明らかにつゆである。

天茶

しめは天茶、天丼、天バラから選べる。天茶にするとお味噌汁が付かないが、天丼・天バラにはお味噌汁が付いてくる。

おすすめの順位としては

  1. 天茶
  2. 天バラ
  3. 天丼

正直、天丼は食べなくてもいいと思う。

しめの前につゆで食べるアナゴが出るため、続けて濃い味は正直きつい。一度天丼を頼んでみたが、それほどの美味しさは感じられず、全体の印象がぼやけてしまった。

ここは迷わず天茶がおすすめである。本当に美味しく絶叫するだろう。

同じくらいオススメなのが、天バラである。塩味でエビとホタテの天ぷらを混ぜたもので、これがまた旨い。

よって、お腹がまだ空いている時は、ガッツリと天バラ。さっぱりしたい時は天茶、というように分けるのがいいかと思う。

番外編 これがウニ天

ウニ

3000円出すと、このウニがついてくる。人気ということで一度食べてみたかった。

ウニの天ぷら

写真で見るよりもウニがぎっしりと詰まっており、とても美味しい。

しかし「これ一つで3000円(外税)の追加料金はどうなのか?」だ。

一度は食べてみることをオススメするが、毎回はキツイ。ハッキリ言って、これ一つで3000円はどこかおかしいとも言える値段設定だ。1800円でいいのでは?

てんぷら深町の評価

一流の天ぷら屋であることは間違いない、最高です。

★★★★★ ただし味は五つ星であるが、コストパフォーマンスを優先すると四つ星に落ちます。

天ぷら深町の春のコース料理と値段設定について

てんぷら深町のメニュー表

京橋にある天ぷらの深町に一年ぶりの再訪です。今回はランチのコース。(ランチもディナーも結局メニューは同じですが)

前回はNo.3の生うにのコースを注文しましたが、あれは一度食べればいいかなとは思います。なんせ生雲丹の天ぷらが付くだけで3000円アップですから。さらに外税です。

そんなことを言っていたら、No.2も丼もの(天バラ・天丼・天茶のいずれか)が付くだけで2000円アップです。丼ものの大きさから言っても2000円アップは相当高いとは思います。(かなり少ない量なので)

個人的には、No.1が10年前が5000円だったことを考えると、No.1が税込みで7000円、No.2が税込みで8000円、No.3が税込みで10000円が本来のお値段ではないかとは思います。それでも十分に利益は出る価格です。

ここ数年外国人客が殺到して予約が取れなくなり、それに比例して価格が上昇していった経緯があります。そうは言っても美味しいのは事実で、頻繁には行けませんが値段が高くても食べに行ってしまう魅力が深町にはあります。

今回のてんぷら深町のメニューと評価

車エビの頭

まずは定番の車エビの頭から。サクサクの軽い食感でかつ旨味も十分。完璧なスタートです。

車エビ

車エビです。中がふわふわのホクホク。しかし今回は初めて半生ッ気が強く感じられました。車海老は1本ずつ二回に分かれて出されます。

ちなみに2回とも半生感が以前よりも強かったです。引き上げる時間を変えたのでしょうか?
しかしそれでも美味しくいただけるレベルの【上質な車海老を使っている】という証明でもあります。

ふきのとう

たらの芽です。野菜をこれだけ美味しく天ぷらに出来るお店もそうありません。

たけのこ

たけのこです。深町の筍は最高です。ホクホクです。前回はこれを半分に切って提供していましたが、今回はそのままですね。

キス

キスです。深町での食べ方ですが、ほとんどレモンと塩で食べてしまいます。

フキノトウ

ふきのとうです。僅かな苦みが美味しさを引き立てます。

魚

何かの魚(笑)忘れました。

そら豆

そら豆です。食べた瞬間にふわっと中から野菜本来の香りが出てきて、美味しいです。

アスパラガス

春の定番、アスパラガスです。しかし昨年と比べてみると、内容はそれほど変化はありませんね。

穴子

穴子です。写真では分かりませんが、向こう側にもあり、半分に切って出されています。穴子に関しては美味しい大根おろしをたっぷりと付けてのタレが一番いいですね。

今回は塩で一かじりしてから、タレで食べましたが、やはりタレの方が上です。

さつまいも

さつまいもです。10年以上通っていますが、深町でさつまいもが出されたのは今回が初めてです。

天茶

今回も天茶にしてみました。

しかし「あれっ、薄い」
お湯が多すぎたのでしょうか?

実はこれ、たまにあるんですよ。ハッキリ言って天茶はある意味【賭け】です(笑)
何故かというと、小エビとホタテでかき揚を揚げてご飯の上に乗せた後、裏の厨房に渡されます。そして最後に裏で他の誰かがお茶を注ぐんですよね。つまり最後に誰が天茶を完成させるのかによって、味に濃淡が出てしまうのです。

今回も明らかに味付けのミスでしたが、実はこれで3回目です。

しかしうまくいった時の天茶は抜群に美味しく、全ての丼ものの中でもピカイチです。だから賭けなんですよね。
本来は11000円以上もらうのだから、賭けであってはなりません。誰が作っても美味しくなるように、お茶の分量は統一すべきです。

★★★★☆ 車海老がかつてないくらい、半生感が強かった。(以前のもっとアツアツのホクホクの方が美味しいです)
天茶がイマイチだった。この量も少ない失敗作のために、プラス2000円は痛い。
しかし他の天ぷらは美味しかったので、四つ星です。

令和2年の春の時点で言いたいこと

実は昨年も感じたのですが、インバウンド客の影響で予約が難しくなってから、強気の店舗運営に変わっていったことに唯一の不満があります。昔を知っていますので、余計にそれを実感します。

  1. 席に着くとすぐに、「まずはお飲み物からお伺いします」と来ました。ほぼドリンク強制です。
    以前は最初からお茶でもお水でもくれました。
    しかもお値段が高いです。あり得ないですね。ペリエの200mlの小ボトルがなんと800円(外税)です(笑)
    500mlがコストコで1本あたり50円前後で購入できますので、どんだけ暴利をむさぼっているのでしょうか?
    フレンチの高級店でも800円出せば750mlが出てきて、数人でシェアできます。
    むしろウーロン茶の方が500円で、この価格体系は納得いきませんね。
  2. 深町さん(オーナーシェフ)が完全にサポートにまわってしまった。
    息子さんでしょうか?2代目がほぼ仕切るようになり、深町さんは横で見守り、サポートに徹するようになってしまいました。

深町さんが数十年かけて築き上げ、さらにインバウンドに乗っかって大幅な値上げをしてきて、代替わりの段階でそのままの価格帯は正直どうかと思います。
はっきりと言って、現在はコストパフォーマンスは低いと言えます。

しかしながら、深町さんの横で長年サポートしてきているので、腕前は相当上げってきており、昨年も実は「以前と比べてお味が落ちた」と感じたのですが、今年はだいぶ改善して来たのを感じました。

とは言え、実力はまだまだ深町さんには遠く及ばないので、二代目がメインでありながら現在の価格設定は割高と言わざるを得ません。初めて食べた方は、これまでの流れを知りませんので、「美味しい!さすがに深町だ!」と思うでしょう。

しかし10年以上通っている常連からすると、もし二代目としてのお店であるならば、8000円以下の評価になってしまいますね。現在の価格帯で営業を続けるのであれば、もっと早く深町さんの領域まで上達するように、精進して欲しいと思います。

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