ここ数週間の間に何度か新宿伊勢丹に車で行く機会があった。
伊勢丹での買い物の後、車を止めたままランチや他のお店を覗くために伊勢丹の駐車場を出ると、すぐ裏手に行列している一軒家のお店を発見した。
最初は「なんだこのお店は」というだけで特に気にもとめなかった。その後2回目にお店の前を通った時は、またもや行列になっているので、さすがにお店の内容をチェックした。「とんかつ屋さんか」「カレーとも書いてあるな。今度一度行ってみるか」という感じだった。そのお店の名前は「とんかつ 王ろじ(おうろじ)」
3回目の伊勢丹の時にお店の前を通ると、ちょうど待ちが少ないように思えたので、お昼時ということもあり、そのまま列の後ろに並んでみた。
とんかつ 王ろじの概要
- 店名 王ろじ (おうろじ)
- 住所 東京都新宿区新宿3-17-21
- アクセス 東京メトロ新宿三丁目駅から徒歩2分、JR・小田急・京王・東京メトロ新宿駅から徒歩5分。新宿三丁目駅からは102m。
伊勢丹の駐車場からJR新宿駅に向かって、すぐ裏にある。ちなみにそのすぐ裏手には、以前に紹介したガンジーがある。 - [火] (火曜日夜営業無し) 11:15~14:50
[月・木・金] [土・日・祝] 11:15~14:50、17:30~20:20 - 定休日 水曜日
- 支払い 現金のみ
- 席数 34席(1階はカウンター4席、テーブル18席、地下の席は12席)
常に混んでいるため、一人で行くと相席になる。相席といっても一人の客が2人で4人掛けに座る感じだから余裕はある。 - 完全禁煙
王ろじのおすすめメニューは
基本的に揚げ物なので、待つにも時間がかかる。店の外でも10人くらいは常に並んでいる。果たしてそんなにうまいのか?
なぜかスーツケースを転がした外人も多い。おそらくトリップアドバイザー等の海外メディアでも紹介されているのであろう。特に中国人と韓国人が目に付く。
おすすめ料理は、ほとんどの人が注文する【とん丼】1,100円だ。とん丼と言っても、いわゆるカツカレーのことで、どんぶりに入ったカレーの上に、大きなとんかつが3つ乗っている。
王ろじのとん丼のお味は
お店に入って、おすすめのとん丼を注文する。しかしそこからがまた長い。やはりとんかつだから仕方がないか。お店の中は常に満席。
ここは一軒家で大正10年創業とのこと。店内も歴史が感じられ、だからこそ外国人にも受けるのだろう。
ところで肝心のお味だが、どれどれ、まずはとんかつ。
「うーーん、普通かな」
今度はカレーラースを一口」
「うーーん、普通かな」特筆するべきものはなかった。昔ながらの味をそのまま守っている感じである。それはそれで大切なことだ。
しかし現代は常に料理が進化している時代。美味しいものがたくさん出ている世の中で、これだけの行列店でありながら、若干保守的なものを感じた。しかし場所柄、常に人が行きかう中なので、行列にさらに人が並ぶ。立地の重要さを改めて感じた。
王ろじの評価は
とん丼(豚丼)といっても、結局はカツカレーである。濃厚なカツカレーにかなり分厚いとんかつがのっているのが、王ろじのとん丼だ。
味はごく普通で、濃厚なこってり系の味付け。ここの評価として、この味で1100円が高いかどうかというコストパフォーマンスで評価が分かれるところだろう。
カレーのチェーンでは、カツカレーが600-800円くらいが相場だとすると、ここのカレーはかなり高いと言える。しかも味はたぶんチェーン各店の方が上であろう。よって行列に興味があり食べてみたいと思う人には一度並んでみることをオススメするが、ピンポイントで美味しいお店を探す人はパスしていいお店である。
しかし自称グルメ通の方々は、有名店の味を一度は体験してみたいだろうから、一度は行ってみてほしい。